短歌

定額通話は夏の電波にのって

をとめらのかなしみだけがさよふけて 星空をゆくただ友の夜

はやぶさ:百万余里の精密なる帰還をねがひて、詠める

星の道きつつなれにしはやぶさの 夏のころもに糸かはの砂13日の帰還時には、JAXAの特設サイトで中継されるとか! でも、「イトカワの砂」が入っていてもそうでなくても、僕の心をぐっとつかんでるからもう、かまわない。ただただ、見届けたい。数ある「傷だ…

おかえり、宇宙飛行士

山崎直子さんがさきほど、地球に帰還した。宇宙で彼女が詠んだ俳句。 瑠璃色の 地球も花も 宇宙の子 正確に言うなら、どこで詠もうが「宇宙で詠んだ」ことには変わりないのだろうけれど、僕はさっきこの句を知って、なにかとても予想外なほど衝撃を受けてい…

短歌+写真ブログを作ろうと思うんだ

から風の吹きまどはせる東京に今はもろとも来よ夏の花

芸州晦日雪模様

ふる雪のしづけさありて人を思ふ なつかしき日も町も緑も けさ、対岸より安芸の宮島。暮れの広島は寒気団の中です。

題詠「忠臣蔵」

討入りの日が誕生日と自慢する十六歳の君たちが好き

満月のつめたき夜

夢に満ちて寝息さやかに君の頬やさしくなでよ冬の望月

は行謹製

はらりはら一葉のこせる冬夜風 へうげものにも星またたきぬ