2002-10-01から1ヶ月間の記事一覧

台所が好き?

吉本ばななの『キッチン』を読んだ。土曜日、メガモールで仕入れたものだ。 古本屋なのだが、そこにいた日本人の客がどうにもおかしくて、思わず立ち読みするふりをして観察してしまった。 お父さんがPHP文庫を手にとって「いい加減なことばかり書いてるなあ…

私の顔に恵みの雨を。渇いてなどいない。雨だれの音を聞きたいのです。

* そういえばこのごろ雨が降らない。うわさではとっくに雨季に入っているようなのだが、当のマレーシア人に聞いても答えが要領を得ない。 あまりたいした問題ではないのだろうか。雨季と乾季のどちらかしかないのに、どうしても返事に「maybe」が含まれてし…

忘れ物が返ってきた

夕方サクセス(成功海鮮飯店)で飯を食ってからカンパニーレッスンへ出陣、するがなんと教材などをレストランに置き忘れてしまう。 学校のものだし遅刻必至だし、しかも間違いなくもう見つからないだろうと思いつつ真っ青になって40分後に取りに戻ると、な…

不思議なほど順調な火曜日

そう、僕はしおらしく「大過なく」毎日を過ごすことが目下の最大目標である。そして今日は珍しく、ほぼ目指したとおりの一日を送ることができたのでまったく満足している。だってぜんぜん余裕なんてできないんだもん。 さて、我が棟のミニマートに、新たに安…

きのうと同じ今日を、今日と同じ明日を送ることは、いいことか悪いことか。

* 一週間という存在が、ただ消費されこなされていくだけに思えたりするが、あるいはもともとそんなものなのかもしれない。 時間だけが過ぎていくというなんとはなしの不安は誰でも持つだろうが、どうして不安になるのかはどうやっても分からない。確実に「…

晴れ

死んだように休日を消費する。

酔ひて立ち

酔 ひ て 立 ち 座 り て 見 し は 誰 の 夢 ぞ

見ずやアカネ

見 ず や ア カ ネ 染 ま む ば か り の 入 日 か な

我に力を

我 に 力 を 与 え 給 ふ な 言 葉 ど も

建売の、西に沈む、夕日見やりつつ

ビギナー1の学生、ボンさんとベーさんと、タイパンのSecret Recepe(地元のケーキ屋&カフェ。一番人気)へ。チーズケーキのマーブルという種類が、シンプルだがきちんとうまい。チーズケーキには目がないのです。彼女たちは、留学経験こそないらしいが聞い…

今日も無題

一ヶ月も開講延期が続いていたビギナークラスがやっとオープンした。実は顔を覚えるのが教師の一番大事な仕事だったりするが、これがとんでもなく苦手で逃げたくなる。また20人か。

無題

B2のジリアンさん、エリンさん、チーさんとおかゆを食べに行く。SS15。学生はお金を受け取ってくれない。こちらから誘うのはとても難しいのだけど。誤解されがちだしねえ。でもそのままにはできない。

カモとテロ

プライベート(サシ)で新しく教えることになる。マラヤ工科大学の学生だそうで、マレー系のきれいな女の子だ。それにしても頭がいい。回転が速いのが初対面でもすぐわかる。日本人でなくてもこういうのはけっこうピン、と来てしまうものだ。残酷なものであ…

がんばって

予定のところまで進めず、「今日は宿題がありません」と喜ばせるつもりで言ったら、学生がニヤニヤして「先生、昨日バードパークへ行きましたから、宿題がありませんか」などと失敬なことを言う。どうでもいいが、君たちこのままじゃ終わらないよ。俺もがん…

自信がないから、記録に頼る?

メジャーな観光スポットのひとつである「KL鳥類公園(Taman Burung)」へ。他の先生と学生が行くのに便乗してのお出かけだ。そうでもないと、当分行かなかっただろう。 まあね。街中にこれだけの敷地を展開して、これだけのトロピカルな鳥たちを公開している…

梨を買い、人ごみについて考える

久しぶりにKLへ出る。土曜の夜、チャイナタウンの人ごみは言うまでもないが、どことなく風景に不自然さを感じてしまう。脂肪をだぶつかせた白人のおっさんやおばさん、そしてすね毛だらけの日本人旅行者など、この通りならではの人々が目に付くこともある…

曇り 夕方からかなり降る

つまり僕には俗才がないので、「今日は何もなかった」とさえ書けばいいところをその日に書くことができない。一ヶ月も続かないなど、我ながら少し情けない。 夜Giantへ。どうもこちらのスーパーというのは、落ち着いて買い物ができない。導線が悪いのか、僕…

僕らが見る景色

今日は驚くほど書くことがない。まいったなあ。週刊誌のエッセイなどどんなにつまらなくても、締め切りに間に合うというだけでそれはひとつの才能だ。「事務的の能力については、まあいわば俗才だが、人並み以上のものを持っている」と、司馬ちゃんの描く子…

「仄暗い水の底から」 - SUMMIT Subang Jaya

夜、学生と一緒に映画を見に行く。「Dark Water」、原題は「仄暗い水の底から」、そうあれである。 その日の最終回だったし、映画が映画だしろくに客もいないだろうと思ったらなぜか満員で、驚いてしまった。予告編に続き、「東映株式会社」の巨大なタイトル…

生姜

とかく否定的に考えがちになるが、僕はほとんど手をたたいて祝福したいような気持ちでさえある。「しょうがない」というぬるい人肌の毒物よりよほど健全だ。なにがどう「しょうがない」のか、考えてみようともせずひたすら妥協、惰性を続けて忍耐ぶるのはで…

沈黙と期待

自分の外なるものに期待をしないようにしている。期待するから、裏切られるという言葉が生まれる。期待していますよ、などという言葉は、脅迫でなくてなんであろうか。 期待する、という日本語の語には、あまり悪い意味が含まれていないようだ。だがどう考え…

哈密瓜の

哈 密 瓜 の も や う に そ う て 雲 近 し

晴れ時々雨

チャイナタウンで雨をやり過ごし、ロイヤル・セランゴールで友人への結婚祝いを手に入れる。

終わる夏おわらない夏

鼻 先 の へ の 字 わ づ か に 傾 け り 雨 上 が り 野 蒜 く さ き は 人 徳 か 忘 れ じ の 夏 を と ど め て 北 緯 二 度広島は57回目の夏を終えている。東海岸でイギリス艦2隻が沈められてから、まだこの半島では同じ夏が続いている。じき、61回…

わたしお酒飲めない体になってしまったの

紹興酒に、梅のドライフルーツみたいなのを入れて飲む。写真を撮るのをまったく忘れるほど食事に集中してしまった。 バーにも行ったので、ジョニ黒などというやくざな飲み物にも手を出してしまう。シーバスリーガルと同じ値段というのはなんだか安い気がする…

連日、白き雷雨にあひて、こころもちを

こ り ゃ 近 い 猫 背 い っ そ う 丸 く な り

椎名さんと……

椎名誠『砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠探検記』読了。奥付を見ると文庫化は去年の末だから、まだまだ新しいものだ。まあ、この旅行自体はまだソ連が元気だったころの話だから、もうかなり昔といえば昔だが。この人は最近、かつてのパワーがなくなってきてい…

晴れ 写真の感想が聞きたい

HPやっといじりました。なんだか文字化けしちゃうかもなので、エンコードは自動選択で。また直します。それ用の日記にするつもりはないがどちらもよろしく。 やっぱり、日記を公開するやつって多かれ少なかれ変だよね。