2002-01-01から1年間の記事一覧

トレーラーが横転していましたよ普通に

SUMMITの前、Kesas Expresswayの陸橋でトレーラーが横転していた。数時間たっても放置されたまま。警察の「け」の字も見えない。処置を施そうとする雰囲気さえ感じられない。あるのはただひたすら渋滞。日本人みたいに騒ぎ立てない。「Heavy jammed.(渋滞が…

手紙を書きます

今日は年賀状を書いたが、ほかに何もしなかった。 気合を入れて書くのはいいが、枚数が少ない分友人を取捨選択したみたいになって気が引けた。 高いわけではなし、たくさん書けばいいことなのだが、エアメールというのは心理的な距離なのだろうか、自分が飛…

思考停止

日々をただ受け流す。限りある時間からまた1ユニット供出する。 また一つ、死ぬのが怖くなくなる。どうしてみんな、毎日苦労するんだろう。いや、苦労することが美徳とされているんだろう。どうして、漫然と死んでいってはいけないんだろう。 どうして、俺…

われこそは

わ れ こ そ は 杣 に 影 さ す 仁 王 鳥

題なし

居間で髪を切ってもらう。

「The Lord Of The Rings - The Two Towers」 - SUMMIT Subang Jaya

* ロード・オブ・ザ・リング2を見た。 映画化にがっかりしない、珍しい例。まあ、原作を程よく忘れているというこちら側の事情もあるけど。 それにしても、瀬田貞二の訳は素晴らしいと思う。言葉の取捨選択のセンスが心地いい。特に、原語のつづりと較べて…

馬鹿について2

また借り物の発想でごまかそうとしている。 今のご時世というのは「馬鹿が意見を言うようになった世の中」なのだそうだ。なるほどなるほど。つまり馬鹿は意見を言うなということか。それとも馬鹿は意見さえ言えなかった昔のことを反省して言っているのだろう…

書きたくないこと

知らずしらずに精神生活のレベルがかなり下がっていることにふと気づいてしまい、ずいぶん失望している。限られた情報、限られた言語生活・・・もちろん外国語に対する僕の怠惰も大きな原因なのだが、しかしとにかく失望している。考えてみれば、刺激を与え…

神様になった先輩

『戰歿學生の手記』読了。東大の自治会が昭和22年に出したものだ。これも長い宿題だった。 寄らば生樹のかげ、ということだ。当事者以外の人間による心無い「善意の解釈」=捏造にうんざりすることが続いていたから、収集・編集の作為を除けばなんらの解釈…

思いつかん

今週は体調もすぐれず、とにかくつらい。はやくおわれおわれ。 すまん、きょうはこれだけ。

デング熱の疑いあり

体調きわめて不良。昨日のように授業中意識が薄れるというのではないが、じくじくと続く眼球深部痛、腰痛・・・熱もあるようだ。「デング熱」の状況証拠を立派にそろえている。去年エジプトでこれにやられて緊急帰国した知り合いのことを思い出した。特効薬…

断食明け大祭 僕はジャングルトレッキングへ

2泊3日の山登り、この国で初めてのテント泊だ。チャイニーズばかり20人近い大集団だ。同好の士がメールで連絡を取り合ったものらしい。 目的地はキャメロン・ハイランドの近くのGunung Batu Putih、西マレーシア第8位の標高があるらしい。 結論から言お…

しばらく、あるいはずっと、さようなら

明日から2泊3日のトレッキングに出かけるので、日記などはそのあとになる。 日本で山旅に出るときは、たとえ半日のハイキング程度でも未熟ななりに計画なり全体像なりを必ず頭に叩き込んでからでかけたものだが、今回はローカルの友人主導と言うこともあっ…

継続は堕落なり

書くことがない。幸せなのかどうかはわからないけれど。 とにかく、書くことがない、と書いておく。

出稼ぎたちの出会い

歓送迎会、また新しい人が来て、何人かが帰っていく。 誰もが、帰るべきところを持っている。幸せなのかどうかはわからないけれど。

村上春樹の天才のありか

海外在住の貧しい活字中毒者はほしい本を目の前にしながら、購入することもできない。 だいいち、新刊のある本屋までうちから2時間近くかかる。そしてそこの本ときたら、輸送費をかぶっているせいで、この国の数倍の物価を持つ日本での値段よりまださらに高…

生まれでた斬新な悩み

僕らは、そう、ほんのすこし、生まれてくるのが遅かっただけだ。 おいしい牛肉も、大きくて屈折率のすばらしいダイヤモンドも、とっくに消費されてしまった。 残されたのは、斬新な発想求むという古ぼけた標語ばかりだ。 僕らは生まれつき斬新ではなかったの…

誠実に戦え!

みんなを尊敬するのはみんなを軽蔑するのと何にも変わらない。 じゃあみんながすごいのか、俺がすごいのか。馬鹿が一人ほえているだけか。 古新聞を開くとそこには責任を持って仕事をする人たちがあふれていて、その人たちについて責任を持った文章がつづら…

クラムボンの天才

僕は饅頭でも酒を飲む。ゆうべはトーストにマーマレードを塗ってビールを3缶あけた。 うまいと思って飲むのだから仕方がない。別に甘いものをつまみにしてはいけないという理由もないだろう。登川誠仁さんも甘いもので酒を飲むのが好きなそうで、酒を飲むと…

書くということを書くことに就いて

文章を書こうと思う。 作文が得意だから作家になろうと思ったという菊池寛のようなわかりやすささえ、持っていないけれど、これでも僕は自分の文章にうぬぼれているほうだ。 思っているなら書けばいいのだ。いちいち宣言するのは阿呆のすることだ。でも、何…

喜劇的性格

難しいことを考えているからといって、難しい人間だとは限らない。やさしいことを難しく言ってお金をもらうのは浅ましいだけでなく、有害だ。やさしいことをやさしくしか言えない手合いが目に付いて困るときには、ダライ・ラマ曰く、世界のことを考えてみる…

カレーパン、カレー抜き一つください

半分無理やり、クラスがひとつ終わった。月曜日は試験だ。おそろしいが。K先生いわく、「日本語教師って年中試験前みたいなもんやで」、名言である。 今日の特記事項としては、朝学校裏のパン屋「Backus Bakery Shop(麦可思西餅屋)」で買ったカレーパンに…

信仰者のおつとめ

断食月ラマダンが始まった。どう考えても健康にはよくないおつとめだが、少しうらやましくもある。 断食という、人間としての精神の高ぶり、あるいは能動的・本質的衝動を象徴し同時に必要とするようなイベントを持たないためのやっかみというだけでなく、イ…

イポー一泊旅行

一泊でイポーのあたりをうろついてこようと思い、朝9時ごろうちを出た。 バスでKLまで出てセントラルマーケットの近くで朝飯を食べ、軽いため息をつくともう10時半だ。バスターミナルで「アジアだなあ」と意味もなくつぶやいて、バスに揺られて3時間、あ…

台所が好き?

吉本ばななの『キッチン』を読んだ。土曜日、メガモールで仕入れたものだ。 古本屋なのだが、そこにいた日本人の客がどうにもおかしくて、思わず立ち読みするふりをして観察してしまった。 お父さんがPHP文庫を手にとって「いい加減なことばかり書いてるなあ…

私の顔に恵みの雨を。渇いてなどいない。雨だれの音を聞きたいのです。

* そういえばこのごろ雨が降らない。うわさではとっくに雨季に入っているようなのだが、当のマレーシア人に聞いても答えが要領を得ない。 あまりたいした問題ではないのだろうか。雨季と乾季のどちらかしかないのに、どうしても返事に「maybe」が含まれてし…

忘れ物が返ってきた

夕方サクセス(成功海鮮飯店)で飯を食ってからカンパニーレッスンへ出陣、するがなんと教材などをレストランに置き忘れてしまう。 学校のものだし遅刻必至だし、しかも間違いなくもう見つからないだろうと思いつつ真っ青になって40分後に取りに戻ると、な…

不思議なほど順調な火曜日

そう、僕はしおらしく「大過なく」毎日を過ごすことが目下の最大目標である。そして今日は珍しく、ほぼ目指したとおりの一日を送ることができたのでまったく満足している。だってぜんぜん余裕なんてできないんだもん。 さて、我が棟のミニマートに、新たに安…

きのうと同じ今日を、今日と同じ明日を送ることは、いいことか悪いことか。

* 一週間という存在が、ただ消費されこなされていくだけに思えたりするが、あるいはもともとそんなものなのかもしれない。 時間だけが過ぎていくというなんとはなしの不安は誰でも持つだろうが、どうして不安になるのかはどうやっても分からない。確実に「…

晴れ

死んだように休日を消費する。