自転車は七時四十分の幹線道路をなめらかに辷っていった。 冬の朝が転がっていた。 雪片がほんの二ひらだけ、左頬と鼻先にのっかって、確かめようとしたのにあとにはとがった青空がのしかかっているだけだった。
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